平成の産業

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 最近「若者が第一次産業に戻りつつある」という記事や話題が多くなってきた。第一次産業とは言わずと知れた農・林・水産業の事である。一時は若者から「きつい・汚い・苦しい」の3Kとか5Kで敬遠された職業である。

 代わって第二次産業の製造業、建設業、工業へ。次が第三次産業の小売業、サービス業、金融業。次いで第四次産業のソフトウエア産業、情報通信産業、マスコミや芸能界などと花形産業のごとく移ろいできた。しかし、どの業界でも体のきつさは無くとも精神的苦痛と言う厳しさはある。そちらの方がより厳しいとも言えよう。

 それらの精神的な苦痛で、ウツやノイローゼ、引きこもりなどが社会問題にまでなってきて久しい。それらから見直されて、体を動かす第一次産業へと回帰してきたとも言えようか。

 また昨今の経済不況で、今まで製造業に従事していた労働者たちが派遣や臨時職員としての仕事を追われて、路頭に迷う人たちが出てきそうな状況になって、各種の農、酪、漁、林などの組合や団体、行政などが、そうした第一次産業の労働者の確保のために乗り出しているのである。

 しかも第一次産業は昔と違い、機械化、効率を求め、何より頭を使う仕事へ、いわゆる産業革命と思われる業界へと変身してきているのである。他産業と同様に、競争・研究・改革・たゆまぬ努力等、昔とは違う産業に変身してきているのだ。だがそこには青空のもと、美味しい空気を吸い、素晴らしい環境のもとにのびのびと仕事をするという魅力がある。

 時あたかもTPPで、世界から日本の産業が積極的な改革を求められてきている現在、今までとは違う考え方と競争が強いられている。特に我々消費者の目線からも注目してみたい。

 自分は海外旅行をしてその数130カ国になろうとしている。そこで海外の国から日本を見て、日本の評判と他国が日本に期待している事、今後は日本はどうあるべきかを視点として考えてみた。

  そこで最近の話題の中で、農業(酪農)、林業、水産業界で注目される人達と、その動きに焦点を当て、項目別にまとめてみた。


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平成の産業・・・農業

平成の産業・・・水産

平成の産業・・・林業


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