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飛騨路&信州路

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2013年10月、晩秋の飛騨路と信濃路を旅する。
画像は上高地の大正池から紅葉と、新雪の穂高連峰

 2013年10月、先月9月の熊野路に次いで日本の美しい自然を見るために飛騨路、信州路の旅をする機会に恵まれた。
 このところ、海外の旅が続き、日本の温泉、おいしい日本酒、自然の美しさが恋しくなった結果の旅である。

 上高地や白川郷などは何度も足を運んでいるが、何度でも良い所である。鋭気を養う旅としたい。

 

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   ☆名古屋歓楽街  

 
名古屋駅構内の居酒屋で軽く一杯    姉ちゃんはオモチヤのジョッキーで乾杯の音頭

 

     
 次は名古屋名物串かつ居酒屋へ  吉田類の酒場放浪記で一躍有名の串かつ  吉田類推奨の串かつは美味い 

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   ☆名古屋駅前ビル

     
 名古屋駅前は高層ビル群。JRセントラルタワーズ  トヨタのミッドランドスクェア  モード学園スパイラル・タワーズ七変化
  動画・・・「名古屋はええよ!やっとかめ

 

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     ☆行程表

     
   名古屋〜新穂高〜奥飛騨温泉郷(泊)〜上高地〜平湯〜飛騨高山〜下呂温泉(泊)〜白川郷〜名古屋  

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     ☆奥飛騨ロープウェイ 

     
  西穂高岳へ  
     
 山麓 新穂高温泉駅  (標高 1117m)  1000mを11分  中間 しらかば平駅  (標高 1308m)
     
 定員121名の二段ロープウェイ  山頂・西穂高口駅 (標高2156m)  山頂駅の展望台は360度の眺め

 


         ○天空からの眺め

     
   北アルプスの穂高連峰  
     
   標高2156mから眺める3000m峰  
     
   緑と白の競演  

 


     山頂・西穂高口駅→西穂高岳へ 

西穂山荘(標高2452m)  山荘の夕食  朝食

 

西穂高岳は1峰、独標が11峰、 11の峰を超えて行く。 
西穂高岳の先は穂高連峰で最も厳しいジャンダルム、そして奥穂高岳へと縦走が続く

 

西穂高岳(標高2908)は真ん中の三角錐。
ロープウェイ駅から4時間半の登山
登山道入口(2452m) 最初は樹林帯

 

丸山(2452m) 丸山からは厳しい岩稜帯

 

独標(真ん中)とその先が西穂高岳 丸山から独標を見る 11峰:独標(2701m)
ピラミッド・ピーク遠景 ピラミッド・ピーク直下の登り ピラミッド・ピーク(2740m)
 
4峰:チャンピオン・ピーク   西穂高岳頂上(2908m)

 

西穂高岳は左側、穂高連峰は最高峰の奥穂高岳、更に右側には槍ヶ岳へと続く
     
   穂高連峰は西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、更に涸沢岳、北穂高岳からなる  

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    ☆奥飛騨温泉郷:新平湯温泉 「奥飛騨薬師のゆ 本陣」

     
 合掌造りの茅葺屋根建物が隣に  珍しいムラサキシキブの花が庭先に  本陣・・・今夜は戦争ごっこ

 

     
 医王の湯・瑠璃の湯(露天風呂)  北アルプス温泉  日光の湯
     
 今夜はイビキ・寝言合戦    年寄りには贅沢は敵

 

動画・・・奥飛騨慕情(カラオケ)

 

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     ☆上高地へ 

     
 新平湯はガスで雨模様     新平湯は岐阜県、安房トンネルを超えると、そこは長野県
     
   トンネルを超えると長野県。 そこは真っ青な空、真白い穂高連峰、そして緑の林と山、コントラストが素晴らしい  
 大正池に真っ青な空と、真白い穂高が映る
 毎年通っていても、こんなに綺麗な上高地は滅多に見られない
 緑の濃淡が素晴らしい。100名山の焼岳(ヤケタケ)が右上に
 プロカメラマン、自称カメラマンが次から次へと現れる

 

 噴煙あげる100名山の焼岳(2455m)、大正池にその艶姿を映す
 大正池〜河童橋 の遊歩道
 紅葉がチラホラ
 焼岳に見惚れる人々
 草紅葉がまばゆい
     
 私はこの1枚で「プロ・カメラマン」    このボカシがイイネェ〜
     
   河童橋  
     
 清流・梓川は名を変えて千曲川、やがては信濃川となり大海へ    山男と山ガール、今年も百人、千人、いやいやもっとこの橋を渡って穂高連峰へ。ここは山ヤの聖地?
     
 芥川龍之介の「河童」から命名された河童橋  かっぱばし  下を流れるは梓川、いい名前です
     
   梓川一帯は禁漁区、ヤマメがウヨウヨ  
     
  頂上をめざす登山者だけでなく、ハイキングから避暑まで、年間200万人が訪れる人気のリゾート地、上高地  
     

 上高地ターミナル、標高が1500m、最盛期は整理券で時間待ち。冷やしたキュウリとトマトが旨い。

 アルプス街道・平湯でランチ・タイム、3階は温泉 飛騨牛、信州信濃の蕎麦、これだけで充分 

 

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   ☆ひだラーメン工場

     
 飛騨高山板蔵ラーメン工場(国道158号線) 自然と 地酒屋に足が向く  おみやげをどっさり買う人、試食だけの人
     
 ラーメン工場、何故か石原裕次郎のBGMが  一口ラーメン、味はそれなりに  買わなかった?だがお土産に一つくれたもん

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   ☆飛騨高山散策 (古い町並)

     
   古い町並(国選定重要伝統的建造物群保存地区)  
     
 江戸時代にタイム・スリップ    情緒たっぷりな街並
     
 古い街並「上三之町」  宮川  鍛冶橋
◆飛騨高山の歴史・文化を詳しく学ぶならコチラへ◆

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   ☆ドライブ・イン &土産物

     
 辛そうな、名物だそう    たこ焼に飛騨牛が、美味しそう!
     
 NO1の土産  美味いそうです  干し柿をスライスしてある、美味

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     ☆下呂温泉

     
   下呂温泉は有馬温泉・草津温泉とともに、「日本三名泉」と称されている  
     
   pH9以上の名湯  
     
   温泉噴泉地(河原露天風呂)  
     
 1932年に開業   時の天皇・皇后両陛下をはじめ、数々の文化人も宿泊に訪れる

 

     
 展望大浴場  アルカリ性単純温泉 内風呂「ぼたん風呂」  野天風呂「龍神の湯」
     
 館内には能舞台もあり  茶室も併設  プールやエステ、ジムも
     
 風呂上がり、上高地でゲットした「アルプス正宗」と椎茸煮   懐石料理が並びだしました 

   

     
 湯葉か〜    今回は飛騨牛を随分食べましたね〜

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     ☆白川郷(世界遺産)

 

     
   1995年、白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録  
     
 豊饒の秋に行われる白川郷ならではの歴史ある祭り「どぶろく祭」    「どぶろく祭」に行われる「どぶろく御神幸」の行列
     
 駐車場から吊橋を渡り白川郷へ    駐車場事務所も合掌造り
     
 県重文の明善寺    明善寺の湧き水で手を清める
     
 どぶろく祭りの看板にひかれて中へ・・・    飲み放題です、と言われて来たけど、どうも味がね〜
     
 豊饒の秋、今年の作柄は?    山に囲まれた小さな村、田んぼは少ないし、やはり林業かね〜
     

 日本の秘境100選に選ばれた白川郷

   合掌造りは火に弱いので、くわえタバコは厳禁

 

 四季折々に姿を変える白川郷
 昔は農業と林業、今は観光

 

 合掌造りと花
 今や韓国、中国、ヨーロッパ等から観光客が押し寄せる
 急激に進んだ観光地化は、地域社会の生活面で様々な問題を引き起こしている。実際に人が住んでいることへの配慮に欠ける観光客が勝手に戸を開けるなど、住民のプライバシーを尊重しない重大なマナー違反もしばしば指摘されるという。

 

     
 世界遺産登録前は年間観光客は60万人、登録の翌年は150万人    美しい日本の歩きたくなるみち500選
     
 国重文の和田家    一番人気の和田家

 

 合掌造りの屋根は45度から60度。茅葺屋根の葺き替えは、30年から40年に一度行われる
 夜の白川郷は幻想的
 白川郷を眺められる丘には1件の農家がある。世界遺産後に訪れる観光客相手に丘からの景観を見せるため、道路舗装、レストラン、団体写真で大儲け。いつ幸運が訪れるか分かりません。
江戸時代の白川郷は金森藩領と浄土真宗照蓮寺領となり、前者はのちに天領となった。理由は金・銀・銅・木材が豊富

 

     
   団体客がバスで押し寄せる農家の一家は、今では大レストラン経営者  

 

 丘の上から眺める白川郷、狭い集落には人口わずか2000人程度の小さな村、秋田県の人口117万人を遥かに上回る観光客が押し寄せる。
 風土、歴史、民俗文化を活かした美しい村づくりの凄さを改めて考えさせられる
 白川郷は、白山(2702m)を中心とする山岳地帯で日本有数の豪雪地帯(積雪深は約2m)
 冬ともなれば、交通が遮断される「陸の孤島」であった。こうした俗世から隔絶された山間奥地には、決まって平家の落人が隠れ住んだという伝説があるが、白川郷と五箇山にも共通して語り継がれているという。
  昭和46年、白川郷荻町集落の自然環境を守る会が発足。「売らない、貸さない、壊さない」の住民憲章を制定し、村ぐるみで保存運動を推進したという。
  田んぼや畑が点在する中に、聳え立つような正三角形をした合掌造り民家が並んでいる。この合掌造りは、白川郷と五箇山のみに存在する特異な伝統建築物で、他では見ることのできない独特の景観を形成している。
  19世紀末には、岐阜県白川郷と富山県五箇山合わせて1800棟以上あったが、20世紀半ば以降、急激に減少した。
 茅葺き作業は、村人の共同作業「結(ゆい)」で行われた。村の材料を使い、できるだけ費用をかけずに村総掛かりで行う作業は、山間奥地に生きる先人たちの知恵でもあった。

 

 

 

 1階は居住空間として、2階からは養蚕、つまり絹をとるカイコの飼育場として活用した。

耕地面積が少ない豪雪地帯だけに、農業以外の生業に日々の糧の多くを依存するしかなかった。中でも換金作物として重要な養蚕、カイコの飼育は江戸時代から盛んに行われた。

   
明治期に食料を自給できず、大量の北海道移住が始まり、最盛期の15年間で354戸も開拓民として移住したという。    合掌造りの民家が連なる風景に、背後の山々と田んぼが調和した美しい景観

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 旅を終えて・・・ 

 飛騨路、信濃路の晩秋巡りはほぼ好天に恵まれた。特に岐阜県側から安房トンネルを出て、長野・上高地にバスが移動した時、雪を抱いた穂高連峰の美しさには車内で驚嘆の歓声があがった。前日深夜の降雪らしい。
 過去、何度も四季折々に上高地を訪れたが、こんなに綺麗で鮮やかな穂高を見た記憶がない。

 このところ2か月、熊野路の神社・仏閣 を見て歩いたが、神仏はやはり神懸かりが多く馴染めない。
しかし飛騨、信濃の自然はすこぶる良い。特に伝統的な街並や集落には昔からの息吹きが感じられ癒される。

 また、久し振りに穂高の山並みも見られ、その美しさに改めて感動を覚えた。年代ごとに見るアルプスの景色も味わいが変わると言う事である。

 海外旅行がこの数年続いているが、日本の国土の美しさを再認識させられている。特に林や森、山、川が美しい。

 日本の森林率は、国土面積に占める割合は70%。先進国の中ではフインランド、スウェーデンに次いで世界第3位である。ちなみに世界の森林率は平均30%。
 日本は資源のない国とよく言われるが、これだけの森林は素晴らしい財産である。大事に、大事にしたい自然である。

                                                           終わり

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