2013年10月、南紀巡りの旅のついでに熊野三山にも立ち寄ることにした。9年前に日本100名山の大峰山、大台ケ原を登って以来の南紀である。 神仏には縁も興味もないが、日本書紀や古事記に出てくる神様たちが、神社に祭られているので少しは敬いの気持ちで巡ることとする。 しかし、日本書紀や古事記は日本最高の推理小説と言われている。そこに登場する天照大神、イザナギ、イザナミ・・・は当然架空の人物である。このせわしない世に、神仏に関われる人々はよほど心豊かで時間があるのであろう。何とも不思議。良い温泉と美味い地酒を探して行脚も良いか。 |
☆大門坂
大門坂は、和歌山県の那智勝浦町にある坂道で、熊野那智大社への参道。熊野古道・中辺路の一部。 かつて坂の入り口に大門があり、通行税を徴収していたことが名称の由来とされる。 坂道の両側にまるで門柱のようにそびえる夫婦杉をくぐり、樹齢数百年の深い杉木立の中に石畳の道をたどる。坂を上りきったところは、青岸渡寺と熊野那智大社があり、那智滝へも直ぐの位置にある。 |
世界遺産 | 無料の杖 | 那智大社、青岸渡寺方面 |
さすがに世界遺産、表示がしっかり | 熊野古道 | 最初は民家を通る |
鳥居が見えてきた | 鳥居をくぐると・・・ |
関所跡、雰囲気が出てくる | 石橋を渡ると・・・ |
平安時代に、西暦800年頃の平安美人群団 |
見つめられるとドギマギ! | 衣装がキレイですね〜 | あどけなさが・・・ |
藤原一族かな? | お公家様? 本日は地元のお祭りでした |
樹齢800年の巨大夫婦杉 | 貫録 |
石段が人に踏まれて光っている | 大木の向こうには竹林が |
こちらも樹齢800年のクスノキ | 見事 |
森林浴 |
長蛇の列 | ハイヒールの人も |
☆那智滝
那智滝は、和歌山県那智勝浦町の那智川にかかる滝。一の滝における落差は133mであり、総合落差では日本12位だが、一段の滝としては落差日本1位を誇る。 華厳滝、袋田の滝と共に日本三名瀑に数えられている。ユネスコの世界遺産の一部。 |
現代はバスが走る | 大門坂を登り終えると視界の先に那智滝 |
落差133m | 鳥居をくぐる | 延命の水 |
神社 | 滝の出口のアップ写真 |
133m この滝から那智大社や青岸渡寺が、自然崇拝の源となったと言う |
☆熊野那智大社
神社と寺が隣り合わせ |
熊野那智大社は 熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の一つ。 熊野夫須美大神(イザナミの神)を主祭神とする。1700年の歴史を持つ。現在は山の上に社殿があるものの、元来は那智滝に社殿があり滝の神を祀ったものだと考えられる。熊野修験の修行地となっている。 |
入口 | 473段 | 西国第一番礼所 |
立派な鳥居 |
世界遺産 | 473段を登ると社殿に |
先ずは手を清めて | おみくじを買い |
護摩木を買い | そしてお参り |
小学生の絵の時間 | 大胆で力強い絵です |
☆那智山青岸渡寺
天台宗の寺院 |
青岸渡寺(せいがんとじ)は、和歌山県那智勝浦町にある天台宗の寺院。 西国三十三所第一番札所。山号は那智山。本尊は如意輪観世音菩薩。ユネスコの世界遺産。 伝承では仁徳天皇の時代(4世紀)、天竺(インド)から渡来した裸形上人による開基とされる。那智滝を中心とする自然信仰の場として早くから開けていたといわれる。 |
世界遺産 | 那智滝を中心とする自然信仰の場 |
遠くに見える那智滝と同じ高さの目線 | 滝の上にはしめ縄 | 平安時代、第65代天皇 |
現在の三重塔は、昭和47年400年ぶりに再建されたもの。再建された塔の高さは25m。 |
お参り、おおきによ!ありがとよ。 |
☆熊野速玉大社
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は、和歌山県にある神社。熊野三山の一つ。熊野速玉大神(イザナギの神)と熊野夫須美大神(イザナミの神)を主祭神とする。 ユネスコの世界遺産。2,000年前に創建。 |
「熊野速玉神社のナギ」高さ20m、推定樹齢1,000年 | 平重盛の手植 | 2,000年前に創建 |
イザナギ、イザナミを祀る | 熊野三山の一つ |
あでやかな社殿 | 熊野速玉大社向かいには明治の文豪、佐藤春夫の記念館が建つ |
☆瀞峡(どろきょう)・・・熊野川水系・・・
巨岩、奇岩、断崖が続く圧倒的な渓谷美は、古くから名勝と讃えられている。 |
南紀の10月は早わせのミカンの時期 | ウォータージェット船に乗って紅葉を見る |
和歌山県・三重県・奈良県を流れる熊野川水系にある峡谷 | 乗船場 |
河原を歩いて乗り込む | 乗り心地はなかなか | 紅葉はまだ |
山にへばりついて家が建つ | 弁当付き、ビールは? | 天井につり橋 |
三本足のカラス? | 自然林が良い眺め |
☆熊野本宮大社
熊野本宮大社は和歌山県にある神社。熊野三山の一つ。家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)別名、素盞鳴尊(すさのおのみこと)を主祭神とする。 現在の社地は山の上にあるが、1889年(明治22年)の大洪水で流されるまで社地は熊野川の中州にあった。 |
全国に3000社ある熊野神社の総本宮 | 一の鳥居から長い石段を登る |
三山の内、最初に参拝するのが習い | 熊野パワーをもらうために人々は来ると言う |
祈りの道を通り | たらようの木 | 葉の裏に文字を書き、「葉書」の語源になった |
道案内をするカラスは「やたがらす」として重宝がられた? |
八咫烏(やたがらす)の三本足 | これより本殿 |
☆熊野本宮大社の本殿
立地図 (第三殿が主祭神の家津御子大神(別名、すさのおのみこと) |
☆第三殿 家津御子大神(別名、すさのおのみこと)
第三殿 家津御子大神(別名、すさのおのみこと) | 第三殿 |
家都美御子神は素盞鳴尊の別名といわれ、天照大神とは兄弟神となる。 | 素盞鳴尊は天照大神の弟 |
☆第一殿 熊野牟須美大神(イザナミ) (左側)
第一殿 牟須美大神(イザナミ) | 第一殿 左側 | 左がイザナミ (女神) |
☆第二殿 速玉大神
第一殿 速玉大神 | 第一殿 右側 | 速玉大神は薬師如来 |
☆第四殿 天照大神
第四殿 天照大神 | 第四殿 天照大神 | 天照大神 |
☆満山社
満山社は八百万の神 | 満山社 |
☆白浜温泉
本日は白浜温泉へ | 夕日が美しい円月島 |
三段壁 | 高さ50mの大岩壁画太平洋に | 熊野水軍の船隠しの場所 |
千畳敷 | 第三紀層の砂岩が波に浸食されて出来あがった |
本日のホテルは梅樽温泉 | 大浴場 |
海を眺めて | ホテルの名前通り、梅を漬けこむ樽風呂 | 紀伊の殿様も愛用した梅樽風呂 |
酒がすすむ〜 | 風呂上がりはいいねェ〜、こりゃ辛口かい? |
どれにしようか、迷う! | 熊野へ来たのだから、「熊野三山」でしょう! しかも辛口 | 潮岬も・・・ |
終わり