ウガンダ紀行

「ソース・オブ・ナイル(ナイルの源流)」 ここから地中海まで6,650kmにも及ぶナイル川が始まる

 旅の初めに・・・

 2014年9月、アフリカ・ウガンダの旅を計画した。
 ウガンダの予備知識としては白ナイル川の源流である事、人食い大統領でボクシングの元ヘビー級チャンピオン、独裁政治でその名をはせたアミン元大統領位しか記憶にない。

 だがこの所、ゴリラ探検ツアーが人気と言うが、動物園に行けば見られるし、自分の近くにもそれらしき人たちもいるので興味はわかない。

 ウガンダと同時に計画している虐殺のルワンダがメインであるが、ナイル川クルーズが魅力的である。

 アフリカ大陸は最も旅の魅力を感じる。今回も期待を持って機上の人となる。

 ワンポイント情報

 ・国名    ウガンダ共和国  ・民族構成    原住民族
 ・面積    本州程度     ・宗教      キリスト教60%、伝統宗教30%、イスラム教10%
 ・人口    3,300万人    ・言語      英語、スワヒリ語、ルガンダ語
 ・首都    カンパラ(人口142万人)    ・産業 鮮魚、コーヒー、紅茶、綿花、タバコ
 ・宗主国   イギリス            ・特徴 白ナイルの始まるビクトリア湖に接している。

 
 

     ☆アフリカは広い、そして国も沢山・・・


 

             ☆ウガンダは何処だ! 

ビクトリア湖に面している

首都はカンパラ、赤道が走る

 ☆出発 (成田~香港~ヨハネスブルグ)
 

  何時もながら綺麗な香港の夜景   香港からは南アフリカ航空で行く  機体にはマンデラさんの文字と姿が
     キャビンアテンダント  機内食、ワインは南アフリカワイン      ヨハネスブルグ上空

   ☆ヨハネスブルグ (南アフリカ) (半日観光)

 ワンポイント情報

 ・国名   南アフリカ共和国 ・民族構成  先住民族80%、ヨーロッパ系9%
 ・面積   日本の3.2倍    ・宗教    キリスト教80%、イスラム教1.5%
 ・人口   4,932万人    ・言語    英語
 ・首都   プレトリア(人口147万人) ・産業     金、ダイヤモンド、農業
 ・宗主国  イギリス            ・特徴     犯罪の多さ、HIV

 南アフリカとは・・・

 かつては有色人種に対する人種差別で知られ、それはアパルトヘイトと呼ばれる1994年までの合法的な政策によるものであった。ダイヤモンドの世界的産地であり、民主化後の経済発展も注目されている。アフリカ最大の経済大国であり、アフリカ唯一のG20参加国である。

 BRICSとしてSが南アフリカ (South Africa) を表す用法も定着しつつある。従来のBRICsブラジル(Brazil)、ロシア (Russia)、インド(India)、中国 (China)、sは複数形)に加え、BRICSとしてSが南アフリカ (South Africa) を表す用法も定着しつつある。

 しかしエイズの蔓延、教育水準の低い非白人の貧困、治安の悪化など懸念材料も多い。

 アパルトヘイト撤廃に尽力し、ノーベル平和賞を受賞したマンデラさんは2013年95歳没。

 

時間調整、ヨハネスブルグで半日観光。空港       ソウエト地区        今でも貧民街

 ソウェトの形成

 1880年代にヨハネスブルグで金鉱が発見され、1886年以降、各地のアフリカ系住民が仕事を求めてヨハネスブルグに移住した。多くは住居を構えることができず、郊外にあるブリックフィールズ地区に収容されていた。

 1904年、イギリスが統治する市当局は、ブリックフィールズ地区で疫病が発生したため、アフリカ系住民とインド系住民をブリックフィールズからヨハネスブルグ市外のクリップスプリット地区へ移動させた。これがソウェトの始まりといわれる。



       住居の多くがトタン屋根 黒人街ながら貧富の差があり、裕福な家の敷地にはいくつかの粗末なプレハブを建て、貧しい人に貸している

 ヨハネスブルグについて

 南アフリカ共和国最大の都市。

 「プレトリア」が行政府で人口147万人、「ケープタウン」が立法府で人口290万人、「ブルームフォンテン」が司法府で人口35万人。「ヨハネスブルグ」は人口490万人で経済の中心地。

 南アフリカは世界でも有数の犯罪発生率の高さで、性犯罪の発生率も世界最悪水準であると同時にHIV感染者も非常に多い。特にヨハネスブルグの危険性は突出しており、「世界最悪の犯罪都市」「世界の犯罪首都」と称されるほどである。

 地元警察にて公式発表される殺人事件による犠牲者数は、国全体で1日当たりで50名である。しかし、これらの数字は主に黒人居住区のバーや酒場でのトラブルによる事件によるもので、一般旅行者が立ち入る場所での事件は非常にまれである。

 日本から過去4年間で12万人のツアー客のうち、犯罪に巻き込まれたケースはゼロであり、またバックパッカーを含めた日本からの観光客が身体的な被害にあったケースは過去数年間はゼロ、とのことである。

   マンデラさんの元住まいは観光名所        入口、有料     フェンス越しに垣間見れる

     マンデラさん家の横ではレストラン       左端がマンデラさん

 

    マンデラさんの家の向かいの土産店

   マンデラさん人気に頼るお店      アフリカのカラー

 

   マンデラさんの顔入り土産       こちらはTシャツ        火力発電所

 

「1976年6月16日記念碑」 ヘクターピータソンという13才の子供が、アパルトヘイト暴動で警官に発砲され、犠牲となった写真。この写真がきっかけで、世界的に白人の黒人に対するアパルトヘイトが問題となっていった。

   2010年ワールド・サッカーのメイン会場    飛行場の土産物店前にもマンデラさんの像


  

      そしてウガンダ・・・エンテベ (国際空港)

 エンテベは、ウガンダ中南部の都市。2005年の推計人口は 62,971 人。ヴィクトリア湖の湖畔に位置し、首都カンパラより南西に35km離れている。

 1893年イギリスの初代弁務官ジェラルド・ポータルにより、イギリス植民地当局の政庁が置かれ、1962年に独立するまではイギリス領ウガンダの首都とされたが、独立と同時にカンパラへと遷都された。

 エンテベ国際空港があり、ウガンダの空の玄関口となっている。

  ☆首都カンパラへ

   ウガンダ最大の都市で、ビクトリア湖の北岸、標高1190mにある。なお、ビクトリア湖の湖面自体が標高1134mと高い。ほぼ赤道直下に位置する。

 赤道直下であるため、ケッペンの気候区分では夏に少雨となるサバナ気候となるが、標高が高いため、高温とはならない。1月の最高気温は平均28℃、7月が25℃である。

 このため緑豊かな丘陵に沿って家屋が点在するという都市となった。

 郊外のジンジャからはモーターボートに乗ってヴィクトリア湖から白ナイル川が流れ出す地点へと向かうクルーズが楽しめる。

 このナイル川の0km地点こそが「ソース・オブ・ナイル(ナイルの源流)」。ここから地中海まで6,650kmにも及ぶナイル川が始まるポイントである。

  今夜のホテルはその名も「ホテルアフリカーナ」      ホテルのガードマンはライフル所有

情熱の国アフリカは真っ赤な花が似合う    街には警官が治安を守る 今回の現地ガイド、こわもての様だが陽気

     ☆ウガンダとは・・・ 

 イギリス連邦加盟国である。ナイル川(白ナイル)の始まるビクトリア湖に接している。

 広大で肥沃な土地、豊富な降雨、鉱物資源に恵まれ、大きな開発ポテンシャルを持つが、これまでの政治的不安定と誤った経済運営で、ウガンダは世界最貧国として開発から取り残された。アミン統治の混乱後、1981年に経済回復計画で外国支援を受け始めたが、1984年以降の金融拡大政策と市民闘争の勃発が回復を遅らせた。

 農業ではアフリカでも有数のコーヒー生産国で、2002年輸出額の27%を占める。ほかに輸出品として衣料、動物の皮、バニラ、野菜、果物、切花、魚が成長しており、綿、茶、タバコも依然重要な産品である。

 1980年代までは国内エネルギー需要の95%は木炭と木材で賄われていた。

 2006年にウガンダで石油が発見されたことにより、ウガンダからインド洋への原油パイプライン建設計画が石油会社から出された。

 ウガンダはアフリカ大陸の国のうちで、HIV/AIDSの流行に対する国家的な対策が、効果的であった国のひとつである。2002年には5%にまで減少した。

      ☆街並み

              首都カンパラの人口は142万人

           学生       バイクには乗れるだけ乗るようだ

          OLだろうか?

         車とバイクの競争

 

        ☆カスビ・ヒル (世界遺産)

 初代のガンダ国王ムテサ1世から最後の王エドワード・ムテサ2世まで4代のお墓。

 ウガンダはイギリス植民地であったが、1962年に独立しその時の初代大統領になったのがエドワード・ムテサ2世で首相がオボテ。

 間もなくオボテはムテサ2世を追放し自ら大統領になる。ムテサはイギリスに亡命しそこで1969年に亡くなる。オボテも陸軍総司令官アミンに追放された。

 ウガンダには57民族がありこの民族対立が国情不安定の主な原因とされている。57民族のうち4民族に王様がいるそうである。

歴代王の墓

 

        入口         王の墓      木で編んで作る

左から初代、2代と続く。4代は80人の妻と110人の子がいた             墓

 ジャックフルーツの木には大きな実が   世界遺産の場所で洗濯物を干す住民    珍しそうにこちらを眺める

                ☆ウガンダ博物館

 ウガンダ各地に暮らす民族の生活用具や祭りの際に使用してきた仮面、民族衣装などの展示が充実した博物館。

  中庭には代表的な民族の住居が再現されており、ウガンダの暮らしと伝統を知る事ができる。

      入口      楽器演奏     装飾品
       原住民?       庭のモニュメント       踊りの仮面

 

       モニュメントは何を語るのか          民芸品売り場

     博物館の庭から見える首都の高層ビル        ジャカランタの花が満開

 

       ジャカランタ         入口の看板

                   ☆ナムゴンゴ寺院

 カトリック教会。1886年ウガンダで布教するために来たが、当時の王から受け入れられず、22人が処刑された。その後、殉職者として聖人として祀られた。

 

     珍しい教会。説教者を囲んで円形の教会    22人の聖人達

 

      ☆郊外へ

ウガンダは農業国、サトウキビ畑が広がる      ジンジャの街並     ビクトリア湖が見える

        ☆ジンジャ ビクトリア湖の遊覧の出発地)

 カンパラの東約80km。英領ウガンダ時代の1907年にブソガの南西部に建設された、ウガンダの工業を担う第2の都市。

 砂糖の生産と繊維産業が盛んで、特に綿花が有名である。

 また、ナイル川の源流のひとつであるヴィクトリア湖に面し、現在はナイル源流を訪れる観光客が数多く集まる観光地で、ビクトリア湖の遊覧の出発地である。

     ☆ランチタイム

   ビクトリア湖に面するホテルでランチ        味はまずまず      デザートはスイカ


    ☆ナイルの源流「ソース・オブ・ナイル」

 モーターボートに乗ってクルーズを楽しみながら、ヴィクトリア湖から白ナイル川が流れ出す地点へと向かう。

 このナイル川の0km地点こそが「ソース・オブ・ナイル(ナイルの源流)」。

 ここから地中海まで6,650kmにも及ぶナイル川が始まるポイントである。

     ホテルの裏が乗船場       桟橋など無い       ホテルから離れる

      ナイルの源流を目指して          広いナイル川

        シラサギが沢山           鵜も多数

 

        小舟で漁をする人       岸辺で顔を出す大蛇

左にソース・オブ・ナイル(ナイルの源流) ここがソース・オブ・ナイル(ナイルの源流)   ナイルの源の看板

 

      動画・・ナイル川の源流 
https://www.youtube.com/watch?v=ntUGHBgswjQ ←(クリック)   

 

    ナイルの源流にある土産物店      床下は水が浸食      源流は水がぶくぶく

        ☆白ナイルの源流

白ナイルはウガンダのビクトリア湖から、青ナイルはエチオピアから、スーダンで合流する

大きな渦巻きのおきる所

白ナイル川は、アフリカ北東部を流れる河川であり、青ナイル川と共にナイル川支川を形成している。

    ☆ナイル川

 ナイル川は、アフリカ大陸東北部を流れ地中海に注ぐ世界最長の河川である。長さは6,650km(日本列島の稚内~与那国島が約3300kmなので、日本列島の2倍になる)

 世界の三大長い川 

  1.ナイル川(アフリカ)    6695m
  2.アマゾン川(南アメリカ)    6516m 
  3.長江(中国)          6380m

    ☆青ナイルと白ナイルの合流点(スーダン)

 常時砂漠の中に悠々とした水をたたえ、エジプト文明をも支えてきたこの川の水源については太古から調査がなされてきたが、明らかにされたのはつい100年ほど前である。

  2つの川の合流点は、首都ハルツーム。エチオピアの山岳地帯に源流を持つ青ナイルは、流れが速く、高低差のある地域を一気に流れ下りてハルツームへと下る。

 一方ウガンダの高原、ヴィクトリア湖から流れる白ナイルの流れは緩慢で、高低差のない地域をゆっくりと流れて乾期にハルツームに到達する。

 こうして合流した後のナイル川は雨季も乾季も一定の水量を保つ。何千年にも渡り年間を通して人々に豊富な水を供給するナイル川のメカニズムは、まさに神の奇跡であるようだ。

 青ナイルと白ナイルという名前の由来は、その色に由来するといわれる。エチオピアの山岳地帯に端を発する青ナイルは、肥沃な養分を多く含むために青く見える。

 白ナイルは白い砂を巻き上げて流れるために白く見える。現在大量の白ナイルの水が産業用水として使われ、白ナイル沿いには大規模な工場が点在する。一方青ナイルの肥沃な土は小規模農業に適しており、青ナイル沿いには豊かな農地が広がる

       ☆ビクトリア湖

   ケニアウガンダタンザニアに囲まれたアフリカ最大のである。

 ナイル川の主流の一つ、白ナイル川の源流となっている。世界第3位の湖水面積を誇り、湖の中にはウガンダ領のセセ諸島 やタンザニアのウケレウェ島をはじめとする約3000の島々がある。

 漁業が沿岸地域の産業を支えている。湖の中には住血吸虫がいると言われ、泳ぐことはできない。近年では生活排水による富栄養化によってホテイアオイなどが繁殖するなど水質汚濁も問題となっている。

 

       ☆ビクトリア湖のナイルパーチ 「ビクトリア湖の悲劇」

 ビクトリア湖の広さは九州の2倍、琵琶湖の何と100倍もの広さをもつ。

 1954年、湖に生息する淡水魚の乱獲によって漁獲量が激減したため、窮余の策としてナイルパーチという外来魚が放流された。

 この魚は、体長2m、重さ100キロ、捕獲された最大は何と400キロという巨大な肉食魚である
 スズキに似ていることから日本には「スズキ(ナイルパーチ)」として輸入されている。
 この魚が、日本のファミリーレストランフライをにぎわし、学校給食や弁当の材料に使われていることはあまり知られていないと言う。

 ビクトリア湖では、ナイルパーチの移入によって、一時、漁獲量は飛躍的に伸び、海外へ輸出するなど、大成功したかに見えた。ところが地元の人は、高価なために、ほとんど口にすることができず、輸出に回されているのだ。

 もともとビクトリア湖に生息していた魚の殆どが草食性だった。そこに、肉食性のナイルパーチを移入したことによって、もともといた固有種400種は200種まで激減、湖の生態系は壊滅的な状態になってしまった。ビクトリア湖の魚たちは、沿岸の藻類を食べていたが、在来種が激減すると、湖には藻がはびこるようになった。藻類が湖に増えすぎると、湖が酸欠状態になる。さらに多くの在来種が絶滅の危機に瀕しているいう。

 世界的に最も価値ある湖の一つ・ビクトリア湖だったが、ナイルパーチの商業的開発は、地域の伝統的な漁業や水産物の加工を衰退させ、湖に依存している地域社会をも荒廃させてしまった。まさに「ビクトリア湖の悲劇」と言える。

  ☆ルワンダ方面(南西)へ

           
      ジンジャの街     ジンジャは第2の都市        農村地帯

 

 街の道路沿いには即席市場の小屋が並ぶ   道路沿いにはパピルスの群生地       パピルス

 パピルス・・・

 パピルスは、カヤツリグサ科の植物の1種、またはその植物の地上茎の内部組織(髄)から作られる、古代エジプトで使用された文字の筆記媒体のこと。

 「紙」を意味する英語の「paper」やフランス語の「papier」などは、パピルスに由来する。ただし、パピルス紙は一度分散した繊維を絡み合わせ膠着させてシート状に成形したものではないため、正確には紙ではない。


 

            ☆赤道  

 ウガンダは赤道直下の国。しかも首都カンパラは赤道から32kmの場所にあるので、赤道へのアクセスは容易だ。

 「赤道」という言葉は、古代中国の天文学において太陽が真上を通るとされる地点を天球図で表現する際に赤い線を用いたことが由来である。

  赤道を示す黄色い線は向こうの民芸店へ  民芸店兼食堂の壁にまで黄色い線が延びる     赤道の真ん中に置かれた入れ物

水を入れ、花を浮かばせる。花の動きで北と南が分かる  赤道来訪の許可証をくれた        赤道の看板

   ☆実験

 動画・・・南半球側では花が右回り  https://www.youtube.com/watch?v=AKupGsQjfrA  ←(クリック)
 動画・・・北半球側では花が左回り  https://www.youtube.com/watch?v=Lz8aUpDFElA  ←(クリック)
 動画・・・赤道上では花は回らない  https://www.youtube.com/watch?v=z2JQrL1VUwk ←(クリック)

 

     日本のタオルが飾られている     ウガンダ国旗       民芸品

   ☆ルワンダ目指して国道を走る

郊外の街で車が止まると物売りが駆け付ける     美味しい匂いをさせた焼き鳥       これはチキン

      ついに窓を開けて手を差し入れる        焼きバナナがとても旨かった

       沿道に並ぶ炭、この国の重要な燃料        街毎に並ぶ光景

   ☆ランチ・タイム

           カメの中に食材

         ビュッフエ・スタイル

     愛想が良いお姉さん       ビールも美味い      料理はそれなりに

       アフリカハゲコウににらまれた

    ウガンダの国鳥、ホオジロカンムリツル

 

  ルワンダはゴリラが有名、レストランの人形でした        アフリカの牛は角が特徴

                 車窓から見る農村地帯の景観

      牛の群れ        焼畑農業が多い

  

         ☆カバレ(国境の街)

 全域が標高2000m前後の山岳地帯で北西から南東への山脈が幾つも連なっている。西部にはブニョニ湖があり、湖と段々畑がカバレの代表的な景観となっている。

 幹線道はルワンダとの国境のガトゥナ(カトゥナ)に続いている。

       ☆略史

  年月                    略史

 16世紀            ウガンダルワンダブルンジなどの大湖地方の諸王国が成立
 18世紀            カトリックプロテスタントムスリムの間で勢力争いがあり、その
                  背景には、イギリスドイツ、フランスの権益争いがあった
 1894年            イギリス領ウガンダ植民地とされた。
 1962年            英連邦王国の一員として独立
 1963年            共和制へ移行
 1966年            社会主義路線を掲げた
 1971年            アミン独裁の恐怖政治で30万人以上に及ぶ国民が虐殺される
 1981年 - 1986年      ウガンダ内戦
 1987年            ムセベニ第7代大統領のもと、安定した政治と経済成長をもたらしている


 

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国名

面積

人口

首都(人口)

民族

言語

宗主国

宗教

産業

識字率

平均寿命

ウガンダ

本州と同じ

3,300万人

カンパラ
(人口142万人)

原住民族

英語、スワヒリ語、ルガンダ語

イギリス

キリスト教60%、伝統宗教30%、イスラム教10%

鮮魚、コーヒー、紅茶、綿花、タバコ

67%

58.6才

ルワンダ

四国の1.4倍

1,000万人

キガリ
(人口33万人)

国民の84%フツ、15%がツチ

キニアルワンダ語、英語、仏語

ベルギー

カトリック57%、プロテスタント26%

コーヒー、茶

65.3%

63.5才

ブルンジ

四国の1.5倍

850万人

ブジュンブラ
(人口23万人)

フツ族90%、ツチ族10%

仏語、キルンジ語

ベルギー 

カトリック65%、プロテスタント10%、伝統宗教23%

農業(コーヒー、茶) 

65.9%

53.6才

マラウィ

北海道+九州

1,526万人

リロングウェ
(人口65万人)

バンツー系

チェワ語、英語

イギリス

キリスト教75%

タバコ、紅茶、砂糖、綿花、コーヒー

72.8%

47.0才

モザンピーク

日本の約2倍

2,289万人

マプト
(人口188万人)

マクア・ロムウェ族など43部族

ポルトガル語

ポルトガル

キリスト教(41%)、イスラム(17.8%)、原始宗教

農業、漁業

54.0%

49.8才

スワジランド

四国と同じ

117万人 

ムババネ
(95万人)

スワジ族、ズールー族、トンガ族

 英語、シスワティ語

イギリス

原始宗教、キリスト教

濃縮清涼飲料、砂糖、パルプ、柑橘類 

85.6%

42.0才

レソト

九州の1/7

200万人

マセル
(人口18万人)

バソト族

英語、ソト語

イギリス

キリスト教

農業、牧畜

女性90.3%。
男性71.3%

48.8才

南アフリカ

日本の3.2倍

5,119万人

プレトリア
(人口52万人)

黒人、白人、カラード、アジア系

英語、アフリカーンス語、計11が公用語

イギリス

キリスト教、イスラム教

金は世界の産出量の半分を占める

89.0%

56.1才


 

         ☆アフリカはかって殆どがヨーロッパの植民地

1912年の植民地

 旅を終えて・・・

  ナイル川は今回、白ナイルの源流を見て、スーダンの旅では白ナイルと青ナイルの合流地点も見た。またナイル川が地中海に流れる最終地点もエジプトで見たので、ひとまずナイルの追っかけは終了した。

 ウガンダは赤道が走る国、南半球と北半球では水に浮く花弁が右回り、左回りという現象も見れる。手品を見るようで何とも摩訶不思議である。理論的に理解していても現実に見ると世の中には不思議な事が多い。

 だから天体とか宗教の奥深い事柄が注目されるのかも知れない。

 それにしても、アフリカの人々の貧しさを見る度に、一向にその生活が向上していない現実を見て胸が痛む。しかし、彼らは満面笑顔で幸せそうである。
 何が幸せか? 一言では言えない過去と現実と未来があるのである。

                                                   おわり

 

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